作品の感想を考察で裏付けるブログ

というのは名ばかりの、あまりにも煩雑なブログ

第一回P.A.WORKS総選挙

私が一番好き(かも知れない)アニメ制作会社、P.A.WORKS

そんな彼らが作ったオリジナルアニメにランキングをつけてしまおうという本企画。

なお、理性的に順位を着けてません。

フィーリングと好き嫌いで決めているのであしからず。

短くまとめたいんでTOP5だけです。

ただ入ってないものでも十分に面白いです。というかPAの良さの一つは、ハズレがない安定性なんでね、大体どれ見てもおもしろいっすよ。

 

ちなみに見たことないのもいくつかありますし、Angel BeatsCharlotteはKey作品だと思ってるんで外してることも補足しておきます。

それじゃ行きますね。

 

5位.true tears

そーしてー

かけだすー、とびこむーー、きせきへー

みあげるー、てをふるーー、ひかりへー

とまらない、きもちをーー、つむいでゆくーーーー

 

リフレクティーアーーーー!!!!

 

で有名な作品ですね。

まああれは名曲ですよ。今でもたまに聴くと感動します。

肝心の内容はさっぱりした三角関係恋愛ものです。

まあネタバレになるんであんま言えないんですけど、普通だったらこっちの子とくっつくんだろうなぁ、っていう予想を見事に裏切ってきます。

 

うん、完全なネタバレだね!何も隠せなかったね!

 

でもいいじゃん、この作品のいいところはそんなところじゃない。

この作品のいいところはあれだよ、あれ。ほら、ええっと……

 

 ごめん、あんま覚えてない!!

 

だってしょうがないじゃん!!

十年も前の作品だぜ?

まあ俺が見たのはそれから四年くらい経った2012年とかだったけども!

六年前に一回見ただけの作品なんてよく覚えてないよ!!

なんかそこそこ面白かったような……っていうぼんやりした感想しかない!

 

だってしょうがないじゃん、PAの作品って全部似てんだもん!!

わかんなくもなるって!みんなそうでしょ!?

 

4位.SHIROBAKO

こっからは大丈夫。よーく覚えてますよ。これはPAの中でも結構特殊な作品だし。

 

内容はアニメ業界を舞台にした群像ヒューマンドラマですね。

わざと淡々とした写実的な作りになってるんで、一見地味に思うかも知れません。

ただ、その分リアルで作品に深みがあります。

いやぁそういうの好きな人にはたまらんでしょうな~。うん、好きな人には。

 

はい、お察しのとおり私はそういうのあんま好きじゃないです……。

 

なんか、ほんとすいません……。

 

まああれです、あれ。

タイプじゃない私でも十分楽しめましたからね。

もうハマる人には間違いなく一番になる作品ですよ、これは。

大作です。

 

3位.凪のあすから

こっからはTOP3なんでね、ネタになんてしませんよ。まさかね。はは。

 

いや、フリじゃなくて。

 

さすがにほんとのPA好きに怒られるから。俺なんてペーペーなんだから。

 

というわけで来ましたよ、海と陸を股にかける一大ファンタジーラブロマンス作品が。

まずこの作品の特徴として、なんと、海中に住んでる人たちが出てきます!

海の中の映像がまあ綺麗なんですよ、奥さん!

PAの物語って、大体リアルな世界観の中で等身大のキャラが成長していく話なんですよ。

でもこの作品は珍しくファンタジックな舞台で、リアルなキャラが葛藤するんです。

まさにPAの新境地。

 

それから、いつもよりさらに恋愛色が強くてドロドロの愛憎劇が楽しめます!

他の作品の恋愛は、キャラ同士で奪い合うような感じじゃないんですよ。

ただこの作品ではメインキャラ同士でガンガン恋のバトルをやっちまいます。

まじでドロドロ系好きなんですよね、大好物でした。

 

ちなみに私が一番好きなキャラはちさきちゃんです。

彼女は心の底から「女」なんですよ。すんげえ色っぽいです。団地妻です。

いやあよくこんな造形のキャラ作れたなあ、やるね、PA

 

2位.TARITARI

凪あすから一気に翻って、TARITARIはカラっとした爽やかな青春ものです。

今までのPA作品より恋愛色が薄く、お仕事ものでもなく、部活ものです。

あと、凪あす、SHIROBAKOは2クール作品だったのに対し、この作品は1クール。

しかし内容が薄いとは言わせません。

しっかりとした作りで13話に内容をギュッと詰め込んであって、完成度が高いんです。

 

つまり、PAにありがちな17話くらいの中だるみが無いんです!!

 

これはほんとにでかい!!

やっぱり24話もやるとどうしてもテンポ崩れる瞬間ってのはあるもんですから。

それがないTARITARIはやっぱり見やすいです。

 

内容について補足すると、合唱部の話なので音楽が多くて明るい雰囲気です。

舞台も鎌倉ですから海が見えたりして、やっぱり爽やかです。

ちなみに湘南は青ブタやJust Becauseの舞台でもあります。

青春もののメッカと言っても過言じゃありませんね!

湘南最高!

 

1位.花咲くいろは

栄えある一位に輝いたのは、女子高生が旅館での仕事を通じて成長する様を描く青春アニメ

 

咲くいろはだあぁぁぁぁぁっっっっ!!

おめでとう!!!!!!

 

ナイスバード!福屋の前にいるアオサギ的な意味でナイスバード!

 

はい、というわけでね。

私、大好きなんですよ。花咲くいろは

高校の時にぞろぞろ友達を引き連れて映画見に行ったくらい好きなんですよ。

ふだんは、映画は一人で空いてる時間に行くのが好きなんですけどね。

この作品が好きすぎて一度一人で観た後に、友人とも見ちゃいましたよ。

いやああれはいい映画だったなあ。

 

ちなみにこのころはまだ、深夜アニメが映画やるのって結構珍しかったんですよ。

もちろんプリキュアとかポケモンみたいなキッズアニメはやってましたけどね。

ただ、今みたいに続編は映画でやります、みたいなことはほとんど無かった。

その流れを作ったのは、まずけいおん

そしてこの花咲くいろはシュタインズゲートじゃないかと思ってます。

2013年ぐらいの話ですね。

 

まあそれはいいとして、肝心の内容について話していきますよ!

この物語は、東京に母と二人で暮らしている松前緒花ちゃんが、はちゃめちゃな母親の駆け落ちの煽りを受けて、旅館を営む祖母のいる富山へ単身で引っ越すことを余儀なくされることから始まります。

それまで緒花ちゃんは、やりたいことなんて何もない、今がよければいい、という典型的な都会の学生のような考えを持っていました。

いますね。こういう子。というか私なんて未だにそうですし。

 

そして緒花ちゃんがいざ旅館に着いてみると、なんと、

 

厳しいおばあちゃんに命じられて、一息着く間も無く雑巾がけさせられました。

 

いやあ、これはなかなかきつい。

雑巾がけなんて小学校以来じゃない?

普通おばあちゃんって優しいと思うやん?

全然そんなことなかった。さすがはあの母親の母親って感じですね。

そして、ここに住みたいなら働くしかないよ、と言われた緒花ちゃんは行くあてもないので仕方なく旅館の仲居になりました。

 

ここまでがおおよその1話の内容です。

初めて聞いた人は緒花ちゃんかわいそう、と思うかも知れません。

しかし彼女はこんなんでへこたれるような人ではありません!

なんせ小さい頃から破天荒な母親に散々振り回されてきたので、忍耐力と反骨心が桁違いです。

そしてそんな母親から引き継いだ空気の読めなさと前向きさが、突然訪れた逆境に呼応して、彼女を駆り立て始めるのです。

慣れない仕事に失敗を重ねながらも、必死になって食らいついていくうちにいつしか、彼女は漠然と感じ始めます。

 

私、もっと輝きたい!と。

 

それは、都会で過ごしていた頃には感じたことのなかった感情でした。

何かが、彼女の中で動き始めた。

 

というのが5話くらいまでのあらすじですね。

結局この後、彼女がどんな成長をするのか?

どんな輝きを放つのか?

それはみなさんが自分の目で確かめてください。

きっと全てを観終わったとき、あなたも無性に駆け出したくなるはずです。

この作品にはそうさせるだけのパワーがあります。

 

補足として、一位に輝いた理由もちょっと書いておきます。

まずは話がすんげえきれいに展開していくことですね。

テーマ性が高く、全てのことがテーマに沿って配置されているような印象を受けます。

あと、主人公の緒花を見ているとすごいエネルギーがもらえるのがいいですね。

やっぱり行動力が大事だなってことがよくわかります。

みなさんも絶対楽しめると思うんで、花咲くいろはを観てくださいね!

 

まとめ

こうして並べてみると、いい作品が揃ってることがよくわかると思います。

今期やってる「色づく世界の明日から」は、dアニメストアに無いんで見れてないんですけどそのうち見ようと思ってます。

評価もなかなか良さそうなんでね。

 

それから思ったのは、やっぱりPAは前向きできれいな作品が多いなってこと。

美しい青春の一幕を切り取るのが上手いっていうかね。

きちんと気持ちに決着がつくまでを丁寧に描いてくれるから、安心感がすごくある。

それはやっぱり、描きたいテーマが中心にしっかりと定まってるからなんだと思いますね。

PAはいいアニメ作りますよ、ほんと。

 

いやーそれにしてもやっぱり大好きだなあ、いろは。

また別の記事でネタバレも交えて詳しく書こうかな。

それじゃ今回はこの辺で、ステイクール!