作品の感想を考察で裏付けるブログ

というのは名ばかりの、あまりにも煩雑なブログ

もう少しライトで萌えよりなウザメイド、私に天使が舞い降りた!

私に天使が舞い降りた!の1話を観終わりました。

軽い感想と今後の展望を書きます。

 

タイトルにある通りこの作品では動画工房がウザメイドに続き、またもやおねロリとでも言うべきジャンルに挑戦してきましたね。

しかしこれもタイトルに書いてある通りですが、こちらはもっと萌えよりです。

ウザメイドはロリと百合をギャグ+ホームコメディ+ホラーで料理した作品だったので、主題は近しいけれども味付けは違うといったところでしょうか。

ただ、主人公はなかなかに暗い問題を抱えていそうです。どうみても学生ではないのに働いてないし。

そういう意味では、ロリが問題を抱え、それをお姉さんが解決する過程で自らも成長していったウザメイドとは反対の構図になりそう。

つまりお姉さんが抱える問題を、ロリの純真さと成長でほぐしていくってことです。

そこを丁寧に描く感動的な作品なのか、萌えとミックスさせたポップな作品なのかという比重はまだわかりません。

しかしなってほしくないのは中途半端ですね。二兎を追うのはやはり難しいものですから。まずはコンセプトをしっかり遵守していってほしいなと思います。

 

次は主人公の妹役の長江里加さんについて。

いやあ、うまい。この人はあそびあそばせのオリヴィア役でしたが、元気なロリキャラをばっちりこなしています。

若くしてこの幅の広さ、すばらです。

 

作画はなんの問題もありません。

ウザメイドは線がくっきりしていてキッズアニメのようでしたが、こちらは全体的に柔らかくて繊細ですね。

どちらかと言えばこちらが普段の動画工房かなとは思います。

NEWGAMEや未確認で進行形なんかに近いふわっとした雰囲気です。

安定の動画工房なんで、今後崩れる心配もないでしょう。

 

それと作画の中でも特に背景が素晴らしいことを指摘しておきます。

キャラの萌え萌え感に対して外の建物や自然は水彩画的な淡い色付けです。

水彩画調のタッチって、結構現実的な作品に用いられることが多くないですか?

そこをあえて萌え萌えのこの作品に合わせてきた。

主人公が引きこもりなこともあって、ここに製作陣のかなりのこだわりがある、と僕は見ています。

ある程度、狙っている演出効果の予想はできますが、それはこれからより明らかになっていくはずなので今は語らないことにします。

ただ軽いストーリーの裏にテーマがある。そういうちょっとした緊張感があって、期待感を煽られました。

 

あとは採光についてですね。

よくある手法ですが、光を多く取り入れて画面をボヤけさせています。

だからどこか幻想的で繊細な感じがするのでしょう。

 

キャラとしては主人公が一番好きです。

服作れてお菓子作りもうまいとかサラッとハイスペックで可愛い。

それでいてちょっと影のあるスレた部分もあってギャップ萌え。

なかなか気に入りました。

あと私は純真なロリに好意を抱かないノーマルな人間なのでお母さん達にも期待していきたいところ。

ロリコンだったら私なんかよりずっとこの作品が気にいるんでしょうね。きっと。

 

音楽については正直あまり印象にないです。まあ多弁な背景や人物の表情がありましたから、作品として調和するために大人しくさせているのでしょう。

印象がない分には問題ありません。

音楽が問題になるのは悪目立ちしたときですから。

 

まあこんな感じでファーストインプレッションについては締めておこうかなと。

いろいろと深読みしましたが、あまり考えて観るアニメではないはずなので気楽に付き合っていきたいです。

三ヶ月よろしく。